ミュシャ展 と ラ・トゥール展

今日までだったので、夜勤明けて風呂→朝食から上野へ。友達を誘ってもよかったのだが、なんのかんの独りで行くことに。
開館10分後に行った筈が、既に展示作品の前に人だかりができていた。しかしその後に行った人たちの感想なんかを漁ると更に人出が凄かったようだが。
見物人の年齢層は比較的若め。
見、見にくい…。
ミュシャは、画家というよりは、むしろ今風に言うなら、クリエイターとかデザイナーの肩書きがしっくり来ると思う。
「芸術」の「舞踏」。メディア、ハムレットのポスター。
うーん、やはりカッコいいな。
「百合の聖母」は、幻想的な聖母と、現実的な少女の対比が云々かんぬんという解説がされていたが、実際にその対照的な存在感を持つ聖母と少女の構図に圧倒される。存在感があった。
クリアファイル、ポスター、栞、ポストカードをゲトー。
で、返す刀で、少し気になったラ・トゥール展を見に行く。
in国立西洋美術館。750円也。
16世紀のフランスの画家、ラ・トゥールは、近現代に入ってから再び高い評価を受けるようになった画家で、世界で発見されている真作は40点程度しかないんだという。
解説通り、光と闇の対比が凄い。「聖ヨセフの夢」などは、描かれた蝋燭の光は、例え真っ暗になった空間でも辺りを照らしそうだ。
気に入ったのは、「ダイヤのエースを持ついかさま師」と「書物のあるマグダラのマリア」。
見物人の年齢層は高め。人も(ミュシャ展に比べれば)少なく、それなりに快適に見られたのは嬉しい。