おおきく振りかぶって

帰りに寄ったブックオフにあったので、ついに買ってしまったよ。「おおきく振りかぶって」を。
どうも腐女子臭がする気がしたので、今まで敬遠してたのだが、ふらっと立ち寄った本屋で1巻が見本として置いてあったので読んでみると、あら、面白いじゃないの。
腐女子人気がある理由も分からんじゃないが、正直「バッテリー」がマンガ化された時、「くせえー!腐女子の臭いがプンプンするぜぇー!」って絵柄だったので、食わず嫌いな抵抗感を抱いてしまった次第。
アクのある自軍のキャラが、三橋、阿部、田島、花井、と少ないものの、創立直後の公立校の野球部に集まった高校生が、試合を通じてチームとなり、甲子園を目指す、という展開は王道。
アフタヌーン掲載のせいか、少年誌の野球マンガにありがちな、「超人野球」「必殺技野球」「どう考えても勝てる要素がないのに、勇気と諦めない心と仲間の励ましで、ピッチャーが時速160Kmくらいの球を放ってしまう野球」になってないのもいい。
一番好きなのは田島かな。
「フォークは打ったから、もういいや」とか、天然の天才ぽいのがカッコよ過ぎる。
今のところ、野球マンガで読む価値があるのは、「ラストイニング」(スピリッツ)、と「ワンナウツ」(ビジネスジャンプ)、それからこの「おお振り」くらいか。ミスフルとか、どの口で野球マンガとかほざくのか。
しかし、三橋と阿部のやり取りとか、拭い切れない腐女子スメル。
モモカンの胸が気になって、部員は試合どころじゃないと思うんだがな。

おおきく振りかぶって (2)

おおきく振りかぶって (2)