ボクシング Wタイトルマッチ

このためにさっさと帰ったさ!


粟生隆寛(日本、同級9位) vs オスカー・ラリオス(メキシコ、王者)

夕飯の準備やら何やらで、見始めたのは5Rから。ダウンシーン見逃したー!
カウンターを狙う粟生。
対して、ダウンを喫し、ダメージが残る王者・ラリオス。バッティングで右目尻も切るなど、不利な状況だが、アウトボクシングに切り替えて回復を図る。
クリーンヒットはあるものの、粟生は手数が出ず、追い詰められない。
逆にラリオスはジャブの差し合いを制し、ポイントを重ねる。いつの間にか、血も止まってるし。
判定2:1でラリオスが王座防衛。数字上では僅差だったと思うが、王者と挑戦者の差がはっきり出たと思う。粟生はまだ24だし、次の機会に期待。




長谷川穂積(日本、王者) vs アレハンドロ・バルデス(メキシコ、同級 2位)
一杯食わせモンかと思ったら、ランキング2位だった。いやいや、「興行優先の興行」に毒されてるなぁ。
長谷川はリーチ差があり、なおかつ苦手とするサウスポーの相手との試合。
そのリーチ差を生かして、遠間からジャブ、ストレートを放り込むバルデス
それを見切り、かいくぐって、回転の速いコンビネーションを叩き込む長谷川。
2Rに入り、一瞬の交錯から長谷川のアッパーがクリーンヒット、よろけるバルデス。がら空きになった顎に、追い打ちのストレート、バルデスはもんどり打ってダウン。
なんとか立ち上がるバルデスだが、長谷川は勝機を逃さず、一気に畳み込んだところでレフェリーが試合を止めた。完勝。




1990年、東京ドームでの試合。長谷川の試合が短すぎたため、放送時間の穴埋めに流された。WBCWBAIBFヘビー級タイトルマッチ。
18年前なんだよなぁ…。
とか思って何気なく見始めたら、ヘビー級なのに速ええぇぇぇぇぇぇ!!!
(あくまで素人目にだが)直前の長谷川戦が色褪せるほどのスピード、パワー…こいつら、ほんとに90kg以上あるんだよね?





総評:
粟生は惜しかったけど、まだ若いし、次の機会で世界との差を詰めてほしい。今日だって、曲がりなりにもチャンピオンをダウンさせてるんだし。
長谷川はさすがの強さ。「練習したことを全然出せなかった」という言葉通りの完勝だった。ちょっと止めるのが早かった気もするが、続けさせてても結果は同じだっただろう。
面白かった。(小学生みたいな感想)

ところで、日本最高のリングアナと言えば、ケロちゃんこと田中秀和、と信じて疑わぬ元新日ウォッチャーだけど、ここ何年かボクシング中継を観ていて、特定のリングアナの声とアナウンスの仕方が凄い良いんだよなぁ。今日もその人だったけど。
ちと調べてみたが、ネット上だと情報が少ない。「冨樫光明」さんて人かな?ボクシング観る前に真似してしまうくらいはまっている。
SNS用に書いたものをそのまま転載。