大学

近現代史のゼミに所属している。ただ、ダブりで4年な上に、部活ばっかりやってて同じ学科の人間とは、まっっっったく交流が無かったから、ゼミ内でもちょい浮き気味。まぁ、あまり気にしてないが。
近代の労働運動を主にやっていて、今回は小作争議について。前回以前は地主制についてだった。
昭和期の農民の組合組織(思想面ではなく)には、産業組合があり、これが国家→産組→農事実行委員会→農民という縦割りの構図が出来上がって、これに農民が組み込まれ、国家の強い統制を受ける。
面白いことに、大正期に農民運動を指導していた層は、↑の構図ができると思想転向して、農事実行委員会(現在も存在)の委員になった者が多いという。
結局のところ、それまで日本の産業構成比からして、その人口の大部分を占めていた「農民」と、その中に少なからず存在した「小作農民」が、重い小作料に耐えかねて起こした「小作争議」の相手は、「地主制」とこれを容認して成り立つ「国家」に行き着き、この構図を破壊して「小作農民」を「解放」するのは、「アメリカの押し付け」であるところの農地改革であるわけだ。



結論は、まぁ農地改革に関しては間違ってなかったんじゃないかと。*1

*1:なんじゃそりゃ