剣客商売

何気にブックオフに行って求めている剣客商売
大体揃えたが、あと3〜4冊が集まらない。うーむ。
ドラマでもやっているらしいが、小兵衛が藤田まことってのは、どうもなあ。
小説の表紙、あるいは、さいとうたかお版のマンガで、こっちが得たイメージと大分異なる。
できれば、もう少し小顔の方が。
今回の巻は特別長編だが、長編になると本来の魅力が大幅減になるのは気のせいか。やっていることが毎回同じなだけに、変に長くされると冗長感が。
表現が簡潔すぎるのはやや物足りないが、削ぎ落としていくとこうなってしまうのだろう。
登場人物が非常に多く、人間関係の把握に少し苦労する。だけど、小兵衛の弟子ってろくなのがいないな。植松友之助とかはともかく、皆師の下を離れてグレて行ったやつばっかり。
剣客商売が最高に面白いのは、田沼意次の娘・三冬が、小兵衛の息子・大治郎に嫁ぐ前後辺りまで。
萌えとかって、別に昨今いきなり流行り始めたわけじゃなく、昔からあるもんなんだなぁ、と思わせる。姫萌え、ディフェンシブツン萌え。
三冬可愛いよ、可愛いよ三冬。
早くから大治郎の弟子になる、飯田粂太郎のエピソードなんかも見たかった。

剣客商売 十五 二十番斬り (新潮文庫)

剣客商売 十五 二十番斬り (新潮文庫)