チキンパーティー

文化的水先案内人、T氏が貸してくれた、金田一蓮十郎の『チキンパーティー』。

孤独に慣れた中学生・毬央(まりお)。両親は幼い頃離婚し、自分を引き取った母親は、仕事で滅多に家には帰ってこない。
ある日、毬央が帰宅すると、鳥の着ぐるみを着たおかしな男が彼女を出迎えた。
「ただの鳥」と名乗るそいつは、ちゃっかり毬央の家に居候を決め込むと、底抜けのポジティヴシンキングで、街の人々を救って(?)いく

ちょ、こいつ…面白いぞ…っ!
金田一蓮十郎のマンガは、以前T氏から借りたハレグウでかなり面白いと思っていたが、や、これは久々にスマッシュヒットですよ奥さん。
あぁ、借りたマンガを自分も買いたくなるのは久しぶりだなあ。
ストーリーは、プリンセス掲載のためか、少女誌らしく恋愛モノが多目。この人のユーモアは、イタいと思うギリギリ寸前のところを突いてくるのが凄い。女性キャラのぶっちゃけトークも、女性漫画家だからだろう。小池田マヤといい、女性視点な分、男に余計な夢を見させない。
しかし、少女漫画にこの毒は合うのか?
少女マンガ誌定期的に読んでたのって、10年弱くらい前だし、よく分からない。今の少女誌なんかセクース描写もあけすけだったり、色々カオスらしいが。
個人的には上田とカオリの百合カップルがポイント。

チキンパーティー 1 (プリンセスコミックス)

チキンパーティー 1 (プリンセスコミックス)

チキンパーティー 2 (プリンセスコミックス)

チキンパーティー 2 (プリンセスコミックス)

チキンパーティー 3 (プリンセスコミックス)

チキンパーティー 3 (プリンセスコミックス)