ブログ書き始めてちょうど一年が過ぎた。
付けた日数は102日(今日の分も含めれば103日)で、大体3〜4日に一回の割合で書いたことになる。
当然書いてなかったことも色々あるが、そろそろ本当に印象に残ったような出来事しか記憶できなくなっている身には、この時期に何があったかを思い出す程度の、日記としての役割は、立派に果たしていると思う。
アメリカでは、ブログによる政治論争が、政局に影響すら与えると聞いた(うろ覚えだけど)。
日本において、ブログがそこまで力を持つ状況になるのは、まだまだ時間がかかるだろう。
ネット普及率は上昇し、ブログ開設数も数百万を突破したとは言え、大抵のブログは日記やメモ程度である。それに、一定の影響力を持つ発言をするには、それなりの力量と努力がなければならない。
素人が、そこまでの表現をすることは案外難しいし、できる人間もそう多くはないはずだ。
加えて、ネットの世界は、恐らく日常的にインターネットに触れている人が考えるよりも、一般の人(この場合の『一般人』の定義が難しいが)にとって、身近ではない印象を受ける。ネットの影響力は、まだまだ限定的だ。あくまで自分のイメージなので、科学的な裏付けはないが。




「自分を表現すること」に関して、自己顕示欲と『山月記』的な臆病と怠惰が共存する自分にとっては、このくらいの、不特定少数の誰かが見る場所で、一人小さく言葉を発し続ける程度の方が、大仰に考えがちな「表現する」ことよりも、簡単に行うことができて、身の丈に合っている、と考えてしまうのだ。