餓狼伝

帰ってきてまず何をやったかといったら、購読していたマンガの新刊を買うことだった。
自分でも、ちょっとどうかと思う。




バキのいわゆる「地下闘技場編」「最強トーナメント編」に、更なるリアリティを持たせ、画力の向上、演出の向上から、それ以上の面白さを持つ「ファンタジックな」マンガ、餓狼伝の17巻。
主人公の丹波の影がすっかり薄い、北辰館トーナメント編も、まだまだ中盤戦。
プロレス、古武道、日本拳法、伝統空手、と現実的に「ないだろう」と思ってしまう格闘技を、いかにして納得させて勝たせるのか。
板垣恵介は、北辰館トーナメントで「リアル」と「ファンタジー」の平衡を、できる限り忠実に、マンガ上でで描こうとしている。
ただ、鞍馬の強さは規格外過ぎて、これをこのまま認めていくと、その平衡が崩れる気も…。
個人的には、安原−鞍馬戦後のミィちゃんが最高。
「宇宙最強の超サイヤ人にも、弱点があったか…」
PS2版のゲームもやってみたい。予告編をwebで見たが、声がいい。松尾象山のはまり具合に吹いた。

餓狼伝(17) (イブニングKC)

餓狼伝(17) (イブニングKC)