焼き肉屋

9人目の店長が来て、暫く立った。いろいろ改善中。というか、前任店長はホントやる気なかったんだなあ、と改めて思う次第。今の社員もやる気ないし。
で、P/Aが足りないというお話。昼夜合わせて12名前後。パート2名、高校生5名、フリーター1名、大学生4名、こんな布陣。
無理無理。ちょっと客が多めになったら、キッチンはともかく、ホールがいとも簡単に潰れます。で、売り上げない→人件費削減→客に対応し切れない→売り上げ落ちる、という負のカタストロフィ目前、というか既に片足突っ込んでいる状況。
で、昼の時間帯に入ることになりました。まぁ、何だかんだ言って家でゲームかネットしてるだけだしね。*1
数年振りに入ったランチタイム。仕事内容も新鮮で、サクサクと時間は進み、3時を過ぎて一旦店を閉める。
店長が銀行へ急ぐ前、
「3番と5番テーブル閉めておいてくれない?できる?」
「あ〜…一応。でも、あまり覚えてないんで、分かる範囲でやっときますね」
「頼むね」
こんなやり取り。テーブルを一通り片付けて、さてまだ火のついた炭をどうするか。
確か、金属製の桶に入れて、…で、これを炭壷があるけど、それに入れていいものかどうか…。
と考えて、炭壷に入れなかったのが大失敗。閉め作業セット一式を乗せた台車の二段目に、炭桶を放置。…火のついた炭を入れたまま。
やがて、目に飛び込む紅蓮の炎。
鳴り響く警報装置。
消火器を引っ掴んで鎮火に勤める店長。
右往左往するだけの俺。
台車1台と再起不能に、客席を仕切る柱の半分を消し炭にして、なんとか火は納まった。
朦々と立ち込める消火器の粉末、急行してきた警備会社、雪の様に積もった粉末を黙々と掃除する。






オープンに関わった店の、クローズまで見取るところだった。自分のせいで。
痛感したのは、突発事態にきちんと対応するには、必要量の肝が座っているか、それなりの訓練を受けているか。この2つが必要だということ。
気を付けよう。夜の戸締り、火の始末。
最悪の事態だったら、今頃首括ってたよ。

*1:末期的