K-1 WORLD MAX 2008

見てますよー、見てますよー。
相変わらず適当に感想でも。

  • ○クラウス vs ザンビ●

2Rから。手数でクラウスを上回るザンビだが、相変わらずフックしかなく、世界王者クラスの相手になってくると倒しきれない。それでもボディ、顔面と的確に攻撃を散らせる。
クラウスもコンビネーションを交えて反撃するが、印象ではやや押し込まれている。
判定で延長になったが、ザンビがケガのためドクターストップ。





  • ●城戸 vs キシェンコ○

城戸はここまで負けなしだが、全て日本人相手。キシェンコと当たれば、大体どれくらいの実力なのか判定できる。
ロー、膝、前蹴りと足技中心で攻めて行く城戸。1R後半から、徐々にローを嫌がるようになったキシェンコは、2Rから強引に距離を潰し、主導権を奪う。相変わらず豪快なボディを見舞い、同時にローもとばして城戸の足を殺す。
城戸も粘ったが、ストレート判定負け。だが、キシェンコ相手にこの内容なら今後の成長に期待できる。
頑張ってほしい。





  • ○サワー vs スティーブルマンズ●

ティーブルマンズは初見。破壊力のありそうなパンチを叩き込んでいく。対してサワーは、攻撃をガッチリガードしながらローを重点において反撃。
少ない決定打をモノにしたサワーの判定勝ち。スティブルはザンビとやったらどうだろうか。豪腕対決ってことで、派手な打ち合いが見られると思うんだが。






  • ○佐藤 vs ブアカーオ●

佐藤はウェイトトレーニングで攻撃力を強化してきた模様。「ボクシング選手は(スピードが落ちるし、減量にも影響があるから)体重の付くウェイトトレーニングはあまりやらない」と聞いたことがあるが。佐藤はスピード重視の戦い方でもないんだし、攻撃力アップのための練習はさっさとやっておくべきだったのでは。
ブアカーオと果敢に打ち合う佐藤。この辺りだけ見ても、K-1的な成長が見られる。アッパーがかなり入っている。
流れで見たときには呆気なかったが、きちんとスローVで確認したがクリーンヒットしていた。魔裟斗でさえ判定だったブアカーオを、KOで下しての勝利。いや、すごい。
マイクアピール「神様、お願いします。10月1日、優勝させてください。お願いします。」
いや、そこで神頼みはどうなんだwww。
しかしブアカーオは、どっか体調が悪いんじゃないかと思うほど、一時期の強さがない。






なんだかフィリピン人のボクサーのようになってしまっている魔裟斗。…奥さんの好みなのか、どんどんルックスがダサくなっている気がするが。
相変わらずコンビネーションの切れが半端じゃない魔裟斗。最後をローで締めて、ドラゴの足を殺しにかかる。
ドラゴは2発目までで倒すなら、もっとパンチの破壊力を…。
魔裟斗の完封勝利。
ただ相性もあるだろうが、サワーがカウンター一撃でドラゴを沈めているのを考えると、魔裟斗が倒し切れなかったのはちょっと…。過去二回はトーナメントの蓄積ダメージがあったとは言え、どちらも魔裟斗が完敗しているだけに、今現在最も難敵であるのは間違いない。




  • 総評

佐藤はほぼベストのシチュエーションで、ビッグチャンスを掴み取った。勢いで言えば佐藤だろうが、実績と覚悟を考えるとまだ魔裟斗が6:4くらいで有利じゃないかなあ。
60kg級は、ミドル級とどう差別化を図るのかが分からん。ユースの通過点とするなら使えそうな気もするが…。
次戦は10月11日なので、もし土日なら仕事休むよー。