文化庁メディア芸術祭に行ってきた。

山田FBが「彼女が行かないって言うんで、じゃあ代わりに」と誘ってくれたこともあり、珍しく空いてる時間も合致したので、同行することに。
場所は六本木の国立新美術館。六本木である、ポンギ。そんなオシャレタウンに、八王子在住の田舎モンが…(ry




出かける前に調べたところ、国立新美術館の展示概要にはこうあった。

世界43 の国と地域の応募作品から選ばれた、2007年を代表するアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの優秀作品、約160 点を紹介。強いメッセージを持ち、時代を切り開く革新的な作品の数々を、ジャンルを横断してご覧いただくことが出来ます。さらには、シンポジウムや上映会を実施するほか「学生CG コンテスト受賞作品展」、 表現のための新技術を紹介する「先端技術ショーケース’ 08」、海外のメディア芸術の祭典を紹介する「Media Art in the World」、アジアからの留学生と日本人学生が共同で短編アニメーションを制作する「アジア学生アニメコラボレーション」など、会期中を通して多彩なイベントを予定しています。

アート部門、エンターテイメント部門、アニメーション部門、マンガ部門に分かれて、それぞれの受賞作や推薦作品が展示されている。
アート部門やエンターテイメント部門はともかく、マンガ部門はもって実際に読める、もしくは内容を紹介するような展示方法がよかったのに…と思う。推薦作品に、もやしもんおお振りハガレンがあったのは嬉しかった。
写真があるので、印象に残ったものとあわせてつらつらと。








    
アート部門の優秀賞である、「Se Mi Sei Vicino(If you are close to me)」。


センサーを内蔵したフロアにパフォーマーが立ち、アンテナの役割をする。体験者がパフォーマーに触れたり近づいたりすることでスクリーンに映し出されたCG映像とサウンドが変化するインタラクティブ作品。

とある。実際にパフォーマーに近付くと、その様子が結節された棒状のモノが周囲の画面に投影され、自分自身を可視化させている。
これと同じような作品は、前回国立科学博物館で大ロボット展を見たときにもあった。センサーを内蔵したボックスの近くに手をかざしたり立ったりすると、正面に備え付けられたスクリーンに、影が投影され、音が鳴るという代物である。





    
アート部門の審査委員会推奨作品、「Stability, Disaster Log」。
映像の解像度の関係で分かり辛いかもしれないが、センサーを内蔵した箱と、その箱の内部を模したCG映像を投影するスクリーンがある。箱を揺らすと、センサーがそれを感知して、スクリーンに映し出された箱の内部の部屋が振動し、中に置かれた家具や人がグッチャグチャに振り回される。
箱を置くと揺れが収まり、CGの人間が家具を片付けて回る。
…うーん、いざ言葉にしようすると説明し辛い。






同じく、アート部門の審査委員会推奨作品、「ためいきまじり」。

蛇口をひねるとそこから流れ出すのは水ではなくため息。4つの蛇口からもれ出るため息の共鳴が心地よい空間を生み出す。

という説明の通り、水道の蛇口を捻ると、ため息が聞こえる。蛇口は4種類あるので、ため息も当然4種類。説明には「心地よい」とあったが…。自分は聴いた瞬間、生理的な違和感が、金玉の裏辺りから全身にゾワゾワ広がっていた。面白かったけど。







    
    
学生のCG部門の受賞作も展示されていた…が、メディア芸術祭との関わりが今一つよく分からなかった。
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2007/outline/exhibition/