K-1 WORLD MAX 2008 世界一決定トーナメント FINAL16

(4月8日現在)今月最も楽しみにしていたイベントが、明日のこれである。…というか、これ終わったらあとはW61Sの発売を待つくらいしか心躍る出来事が…。orz
なんか自分でも「なんだそれは」って理由で鬱に入りつつあるので、明日がショッパイ試合ばかりだと、更に悪い方向に思考が煮詰まっていくヨカーン。




※追記:そして見た。


魔裟斗は、公約通り積極的に打ち合いに行ってたと思う。要所要所で攻撃は散らしていたが。これは流石と言うべき。マイナーとは言えカラコダも一応はボクシングの世界チャンピオンな訳で、ローに逃げずに*1相手の土俵で完勝したのはすごい。やはりトータルファイターとしての実力はMAXでトップ。



延長までもつれ込む僅差の闘いとなった。クラウスはチャンピオン戴冠後に低迷したが、ここ数興行で相当盛り返したように思う。
ミドルを蹴りまくって、相手を懐に入れたくないブアカーオ。ムエタイのミドルはすごいらしいねー。昔格通で、小林聡がタイ人とやったときに、ミドル蹴りまくられて腕が使い物にならなくなったという記事を見て、ちょっとした衝撃を覚えたことがある。クラウスは接近戦でパンチ勝負。
実況でも散々言っていたが、ブアカーオの攻撃は有効打を取りにくい。クラウスも腕は効いているはずだが、動きが落ちないし。判定は小差だったが3者ブアカーオ支持。クラウスは健闘を称えることもなく速攻でリングを降りた。本当に納得いかなかったんだろう。



端折られた。見た感じでは、お互い倒し倒されで、いい試合っぽかったんだけどなー。




ディレッキーは出落ちというか、最初こそパンチでひやひやさせる場面もあったが、佐藤のリーチに阻まれて決定打が出ない。佐藤はリーチ差を生かすいつもの闘いに戻り、ローを的確に効かせてディレッキーを塩漬け。欲を言えばやはり倒して欲しかった。



  • HIROYA vs 藤鬥嘩裟

格闘技系のブログやGONKAKUの座談会では、両者の若さと体重差についてやはり意見が集まっていた。これがもう三年くらい、つまり18前後であれば体重のベースも落ち着いてくるだろうし、技量的に最低限のものは備わると思うので、それくらいの年齢からK-1に上げるのが現実的ではなかろうか。
とは言え、K-1甲子園というコンセプト自体はこのまま続けて欲しい。サッカーやゴルフ、テニス、フィギュアスケート等、若きヒーロー(大分煽っている部分もあるが)を作る、あるいは生まれるというのは、競技人口が増える=競技の発展という点から見た場合非常に大きいものがある。
自分もああいう風になりたい、と思うスポーツ選手予備軍には、例えばリトルリーグ→甲子園→プロという、一定の、誰もが思い浮かべることのできるセオリーがある野球なんかでは、それぞれの年代に身近な目標設定が可能である。その競技で上を目指そうと思うなら、「手が届く」と思えるような場所に憧れの対象があるのだ。しかも、その憧れは知名度抜群で、テレビでも大々的に取り上げられる。こうした場は重要だ。
パンチで倒しにかかるHIROYAに対して、藤は煽りでも強調されていた前蹴りを多用してHIROYAの接近を許さない。体重差を生かして押し切ろうとするHIROYAだが攻撃が一本調子で、藤に有効打を与えられない。一方の藤も、畑山さんが指摘してたように、本当に前蹴りが命、というより前蹴りしかないようだ。お互い単調になっているのは若さゆえか。しかし、後半に入ってコツコツと当てていたHIROYAのボディが効き始める。強烈な一発に、初めて藤のポーカーフェイスが歪む。が、その後のボディにも耐えて判定。HIROYA勝利。
藤は線が細いし、まだまだこれから。HIROYAはプッシュを受けてるが、明らかに格下の相手以外にはなかなかスッキリとした勝ちがない。ところで、雄大や気障エモンはどうしたんだろう。




どっちも好きな選手なので、ここでの潰しあいは残念。スロースターターのサワーに対し、ザンビは初っ端からガンガン行く逆に言えば尻上がりに調子を上げるサワーに対し、後半どうしても一本調子になりがちなザンビ。
フックを振るうザンビだが、いつもの爆速フック連打は少な目。サワーはそれを丁寧にブロック。相変わらずガード能力が高い。
両者決め手を欠いたまま、判定での延長。サワーのハイが決まり、KO勝利。


見逃した…。

*1:それを逃げと取るかどうかは微妙だけれど