皆が幸せになる方法を誰か考えてくれ。(他力本願)

前日のエントリでは、なんというか自分の中で感じていた問題点の整理だけで終わってしまって、「じゃあ、それを踏まえた上でどうすればいいのか」という点については書かなかった。
今のままだと片手落ちなので、前日の補足をしつつ「どうする」の部分を少し考えてみる。
手短に。


  • プレミアム会員

もはや権利者の側から束になっての異議申し立てが行われてしまった以上、長期的にはプレミアム会員を増やすか、ふるいはプレミアム会員金を値上げするか、その両方を行うかしかないように思われる。
3月5日の時点で、会員数560万人。有料であるプレミアム会員数は18万9,000人だという記事があった。
仮にプレミアム会員数が100万人になるとして、月の会員料が500円。5億×12=60億円。これだけあれば何とか…なりそうなもんだがどうだろう。あくまで元映像の使用をMADに限るという話で、大手の権利者に限ればそれなりの額を出せそうではある。
現状問題なのは「権利者が金をかけて作ったものが無料で利用され、権利者に直接的には一銭も入らない形で発信されている」なのであって、つまりその部分に金を発生させれば解決する。
と、動画サービス側(含む視聴者)がここまで体制を整えるのなら、当然権利者の側も、各権利者の一元化、過去の契約の見直しなどを行ってもらいたい。




  • そんなに会員が増えるのか。

プレミアム会員制が用意された時、大多数のニコニコ視聴者は「金払わないでも、エコノミー回避して見れば通常の質で見られる」「そんなものに金を払うヤツは馬鹿」という反応が大半だったように思うが、今年3月の時点で20万人弱のプレミアム会員が存在するという。
プレミアム導入当時は、権利者による動画削除要請も今ほどではなく、「現状タダで見られるものをタダで見て何が悪い」という感覚が支配的だった。
だが今現在の「筋を通さなければいけない」状況をニコニコ視聴者が認識すれば、お金を出すのを躊躇わない人は多いのではないだろうか。
つまりこの辺りの危機意識の広報をニコニコ側が上手く行えば、その総登録者の半数をプレミアム会員に移行させるのだって、決して夢物語ではないように思う。






  • 「プレミアム」の名に見合うだけの価値を。

で、そのためには、(ある程度大手を振ってMADを作ったり見たりするのには)お金がいる、という認識の広報と同時に、一般会員に、今まで以上にプレミアム会員が魅力的であることを示さなければならない。
現在プレミアム会員には、専用回線での混雑・エコノミー回避、コメント入力機能増加などの付加価値があるが、…例えば閲覧に時間差を設けるとか。
うーん、適当過ぎるか。
まぁこの項自体が適当だからな。






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