アフタヌーン3月号

腰を据えて読んでいるマンガにチョコチョコ動きがあったり、とよ田みのるの新連載が始まったりと、ここ何ヶ月かの中では抜群に面白かった。


前回の連載作「FLIP-FLAP」は、取り上げてるブログをザラッと読む限りだと、結構評判がいい。…俺の中では、「エンターテイメントとしてハズレ」って位置付けなんだけどなぁ。
なんだか「オネアミスの翼」の時の、仲間外れ感と似たものを感じる。これについては、エンターテイメントと不感症、みたいなテーマでその内1エントリ書こう。



まぁフリップフラップの話題は置いとくとして、今回とよ田みのるというマンガ家の本気をみた。

36歳の教師・柏直行は病院に走っていた。出産のために入院した妻・サチの元に駆けつけると、そこにはボーリングのピンみたいな宇宙人が一緒におり、唐突に「地球侵略のための調査をしに来た」と告げる。
そして、地球を救うためには「愛の存在を立証しなければならない」とも。
直行は宇宙人の力で、自らの少年時代を模して作られた「1980年、東京下町、という設定の異層空間」に転送される。
地球人に変身し、「道明寺さくら」と名乗った宇宙人は言う。
「地球に愛の存在を立証するべく、友達を100人作っていただきます」
「それができなければ、地球滅亡」
と。
期限は、小学校卒業までの約3年間。直行は愛の存在を立証し、愛する妻の、自分が作った「僕だけの家族」の元に帰れるのか。

これからどうなってくのか、期待大で見守らせていただきます。

他の人が取り上げるかどうかを知りたかったので、野村亮馬先生と、「ベントラーベントラー」を、自分のキーワード登録の練習も兼ねて、はてなキーワード登録させてもらいました。
待望の単行本は来月。

ひぐちセンセは榛名をライバルにしたいのか?良く分かりません。とりあえず試合終わってくれてよかった。
もし武蔵野第一 vs ARCも今回と同じ分量描かれるときつい。しかも、榛名が圧倒的にチームで認められつつあるし。こんな簡単にヒールをベビーにしてどうする。

  • からん

初連載時の「空気」の描き方がスゲーなと思ったが、今回もう一度それを持ってきた。いろいろ作者の思惑はあるんだろうけど、どう風呂敷を展開してどう畳むのか、をまだワクワクしながら待っていられる状態。
柔道…がメインになるよね?多分。

  • その他

ヒストリエ連載再開。…岩村先生やる気失ってないかこれ。ただ単行本が出るのは嬉しい。
ラブやん前回のカズフサロリキャラ転換ネタの評判が良かったのか、今月もロリキャラ化…。いやね確かにオムツネタは。普通誌でやるとは…と打ち震えたけど。しかも、今回はフタナリと来た。
ハックス!最後にイタイコガデタ!
とりあえず当面の目標としては、「みんなで協力して(つまり、脚本書いて、コンテ書いて、絵を書いて、アフレコして、という役割を振って)アニメを作る」ってことでいいのか。うまいこと群像劇にもって行ってくれれば、好みのマンガになるんだが…な。

  • ボーダーライン

いや、マンガのタイトルじゃない。大江戸ロケットミミア姫、など順当なところが終了に近付いてるようなので嬉しい限り。さっさと次の「面白くなる可能性があるマンガ」に道を譲ってください。

月刊 アフタヌーン 2009年 03月号 [雑誌]

月刊 アフタヌーン 2009年 03月号 [雑誌]