GO!GO!7188

音楽性としては、椎名林檎のフォロワーという括りで良いのだろうか?
椎名林檎は、若者文化から忘れ去られていた昭和歌謡を独自の解釈で自分のものとし*1、その後それを一要素として残しつつも、比類なき「歌の世界観」を打ち立てた、偉大なシンガーソングライターだと思っている。
ただ、その世界観に無条件で同調できたのは、あくまで『無罪モラトリアム

無罪モラトリアム

無罪モラトリアム

までで、それ以後発表された曲や、それによって確固としたものになっていく世界観は、むしろ憧れの対象にはなりえても、全面的なシンクロをするには至らなかった。
GO!GO!7188は、椎名林檎的なものを表層的に取り込みつつ、これをもっとロック寄りにしくことで、疾走感、ある種の軽さを生み出した。その椎名林檎的なものの濃度を希釈して、よりライトな層にも受け入れやすく再構築したというイメージを受ける。





などと、近距離恋愛→雨上がり アスファルト 新しい靴で、の流れを聞きつつ、オールでぼんやりした頭で考えながら帰った秋の早朝。

蛇足歩行

蛇足歩行

魚磔

魚磔

鬣(初回)

鬣(初回)

パレード

パレード

竜舌蘭

竜舌蘭

そもそもGO!GO!7188を知ったきっかけは、ニコニコ動画のエントリでも書いた、アイドルマスターネタ04 千早姫草伝(後編) by とりあえずビール アイドルマスター/動画 - ニコニコ動画で使われていたBGM「恋の毒薬」を聞いて。
うお、GO!GO!カッコいいなぁ、と。

*1:あくまで初期の話