置いていかれる感覚?

はっきり記憶が残りだす年頃は、小学校低学年ぐらいだろうか。仮に小学3年生としよう。
自分は今25歳なので、小学校3年生なら約15年前。西暦で言えば1993年で、年号で言えば平成5年である。
自分の中で、その「今現在につながってくる過去」が、自分より若い世代にとっては「単なる過去」でしかないのだと認識した時には、一種戦慄にも似た感覚を覚えた。
15年。…て、もう「昔」なんだなあ。あの時の「リアル」は、今も遠いようでいて案外「現在の自分」に近い位置にいるのだが、今を謳歌する人たちにとってはただの「遠い」自分達の知らない「昔」なんだ。
昔…昔か。自分の生きてきた時間が、徐々に歴史になっていこうとしている。「昔」になろうとしていることに、若輩ながら一抹の寂しさを抱える。