「お笑い好き!」と無邪気に言える女の鶏冠。

すっかり愚痴モードだが、大して根拠もないことを書き散らしたついでに、もう一つ屁をかましておこう。
落語を聞きに行くと、真打ち登場の前に、芸人の漫才やら、マジックやらが入る。
そのときのに出てきたコンビは「いつもここから」で、ネタも面白く、笑わせてもらった。
いつもここからが、舞台袖に下がる。
同時に、少し後ろの観客が席を立つ気配があった。振り返って見ると、カバンを持った女性客が数人、振り返りもせずにホールを出て行った。彼女らは結局、真打ちの噺が始まっても、帰ってくることはなかった。





あぁ、今思い出しても、こんな馬鹿な女たちが、アイデンティティに「お笑い好き」という要素を加えているかと思うと、最高にイライラする。
いわゆる追っかけだったのだと思うが、前述の腐女子についての愚痴に共通するのは、「お前ら言ってることとやってることが違うんだよ!」ということだ。
あるモノに対して「好き」と宣言するならば、当然そのものに対するリスペクトがなければならないはずだ。彼女らはチケットを買った。興行の対価をきちんと支払った。これは事実で、その時間をどう使おうとも、また自由だろう。
だがしかし、落語という、「お笑い」に対するリスペクトもなかった。これも事実である。落語を楽しみに来ている、他の観客が抱く不快感は、考えることすらできなかったに違いない。
こういう人間が「お笑い好き」とか僭称していることに、真の「お笑い好き」を自負する人たちは、もっとウンコをぶつけてもいいんじゃないかねー。