泌尿器科の授業で聞く面白い話。

腎・泌尿器の授業は、ここ2回、泌尿器についての授業だった。と言っても、主にやったのは、

の7項目くらい。
腎臓の授業は正直言って面白くないんだが、泌尿器の授業は排泄器官と生殖器官に大きく関わってくるので、この科の先生は性文化という観点から見て、面白い話をゴロゴロ持っていなさる。
例えば腎臓でクレアチニンのクリアランスがどうとか、いまだに十分理解できないのは、俺自身に理系的な素養がないというか、理系の知識に興味が沸かないからだ(とは言ってられないのだが)。しかし性文化を絡めて話をしてくれれば、文系の自分としては人文的な位置からのアプローチが可能なわけで、少なくとも腎よりはよっぽど興味を持って食いつくことができた。
泌尿器の先生は、マラソン小出監督のような風貌の方で、語り口も捌けていて授業に入りやすかった。
腎の先生は…女医さんで、いい人オーラはビンビン伝わってくるんだが、教える立場の人間としてはちょっと…。

適当な画像を探したんだが、出て来なかった。
尿道に入れたものが取り出せなくなって、病院に来る人が多いらしい。
女性の場合だと、眉を書くペンとか。過激なところだと、

「彼氏が、彼女の尿道にコンドームを入れて。
で、膨らませて遊んでたらしいんだな。
口は締めて。で、何かの拍子に手を離しちゃって、取れなくなって外来に来た。
内視鏡を入れるんだけど、切れないんだよ。空気が詰まってパンパンだから。
何度かつついたら割れた。それで取り出したけどさ。」

「臨死!江古田ちゃん」でも、キャバクラで人気NO.1のお客さんはスマートな肛門科の先生で、「中学生のお尻から、マヨネーズのフタが出てきました」と話して嬢たちが大喜びする場面があったが、この話でも女子学生には大受けだった。
やー、下ネタって(ほぼ)鉄板で盛り上がるもんだなぁ。




  • 血の小便出し尽くしたってやつかな…。

というのは、餓狼伝の第一巻で、丹波文七がFAWの道場を再び訪れ、川辺に…まぁそんな話はどうでもいい。画像を引っ張ってこようと思って探しても無かったし。そんなんばっかりだな。
腎盂がん、あるいは膀胱がんは多発する傾向があるので、一度腫瘍が発見されても、その腫瘍だけを取って「めでたしめでたし」という訳にはいかない。
しかも、この病気の症状である血尿は、一度目は真っ赤でも、二度目の尿にはちょっと血が混じっているだけ、三度目の尿では全く普通尿と変わらない、という「間欠的無症候性血尿」である。

「これはね、泌尿器科ならともかく、慣れてない、まだ開業したての内科医なんかは、なんと言って良いのかなぁ…。
見逃すかもね。
この前も、紹介状を持ってきた患者さんがいて、紹介状には、
『片側の腎臓の影が掠れていて、なんかおかしいから送ります』、と。
で、精密検査をやったら、その影が掠れている腎臓はなんとも無かったんだけど、反対側の腎臓がやられてた。
膀胱も調べてみたら、もうボコボコ(腫瘍ができている)。
良く聞いたら、二年位前に血尿が出た、と。
それを最初にかかった先生に言ったら、「年だから」と。
それで、それくらいから体重も7〜8kg落ちてるって言うんだよ。
そこまで行っちゃったら、もうねぇ…(手術しても。)」

本人にしてみれば納得の行かない話だろうが、とりあえず血尿が出たら、他に症状が全く無くても、泌尿器科にかかるべきかもね。念のために。






もう一つくらい泌尿器で、更に一つ二つ脳外で書きたい話もあるけれども、寝るんで明日以降に。
早寝すると、授業中寝ないで平気なのが良いね!